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2025.02.22
現場日記,塗装の豆知識,塗装のコラム
スレート屋根塗装について知っておくべきこと
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住宅の屋根によく使用されているスレート

ブログをお読みの方のご自宅にも使われている方が多いのではないでしょうか?
こちらのスレートは防水性が乏しく定期的なメンテナンスが必要な屋根材になります。
スレート屋根のメンテナンスと聞いて何を思い浮かべますか?
大半の方が【塗装】によるメンテナンスを思い浮かべると思います。
実際にフジタ塗装にもスレート屋根塗装のご相談を沢山いただいております。
しかし、屋根を塗装したことによって【雨漏り】を発生させてしまうかもしれないという事を御存知でしょうか?
スレート屋根は【適切な施工】をしないと塗装数年後に雨漏りしてしまう事があるのです!
雨漏りが発生してしまうと修理には屋根の葺き替え、カバー工事等大がかりな改修が必要になるケースもあります。
~雨漏りさせないスレート屋根塗装の重要項目~
①縁切り
塗装で埋まってしまったスレートとスレートの重なり部分をカッター等で切り、スレートの裏側に回った水分を排出できるようにする作業。

②タスペーサー
塗装前にスレートの間に差し込むことでスレートの重なり部分が埋まらないようにするプラスチック製の縁切り部材。

どちらもスレートの重なりに隙間を作る作業となります。
先日雨漏りでお問合せがあったこちらのお宅

過去に2回屋根の塗装をされたそうですが、屋根裏に上がらせていただくと・・・



スレートを固定している釘を伝い、いたるところから雨漏りが発生していました。
お客様にお話をうかがったところやはり過去の塗装で縁切りされておりませんでした。
雨漏りしてしまったのでタスペーサーを後で入れたそうですが、ルーフィングが劣化してしまったため雨漏りが止まらないとの事でした。
スレート屋根は構造上スレート内部に雨水が入り込む構造になっています。
新築時は入り込んだ雨水がスレートとスレートの重なりにある隙間から外部に排出されますが、塗装をするとその重要な隙間がふさがれてしまいます。

内部に入り込んだ水分はそのまま排出されず内部に溜まり、スレートの下にあるルーフィング(防水紙)を劣化させ、結果雨漏りに繋がるケースがあるのです。
そのためスレート屋根塗装の際にはスレートとスレートの間を塞がず水を排出できるようにする【縁切り】もしくは【タスペーサー挿入】のどちらかの作業が重要となってきます。
大事なご自宅の屋根を長持ちさせる目的で行う塗装。
誤った施工で逆に屋根の劣化を早めてしまうことがないよう、適切な提案をしてくれる業者を選びましょう。
フジタ塗装ではドローンと目視での屋根調査から状態確認をし対応方法のご提案、お見積り作成をしております。
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