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装飾
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2025.03.01
現場日記,塗装の豆知識,塗装のコラム
ご自宅に使われている建材を存知ですか?
この記事を書いた人
皆さんは大切なご自宅の建材にどんな材料が使われているかご存知でしょうか?

ご自宅の仕様書などに記載がありますがあまり目にしたことがない方が多いかと思います。

先日現地調査したお宅で仕様書を拝見させていただいたところ・・・


屋根工事の規格に【KMEW コロニアルクアッド】と記載がありました。

【コロニアルクアッド】
ケイミュー株式会社が製造・販売しているスレート屋根材です。
セメントと繊維質を混ぜて薄い板状に成形されており、コストパフォーマンスが高く、幅広いデザイン性のスレート瓦。


築年数から【コロニアルクアッド】なら塗装でのメンテナンスで問題ないかと思いながら、書類確認を終えドローンで屋根の状態を確認したところ・・・


上記写真の【コロニアルクアッド】とは違う形状の屋根材が葺かれていました。

しかも何か怪しい・・・




スレートが層間剥離を起こしています・・・

これはニチハの【パミール】に発生している不具合。

形状も【パミール】とほぼ一致しています。

【パミール】とは
 外装建材メーカーのニチハが1990年代後半から2008年まで製造販売していたノンアスベストのスレート屋根材。
 「層間剥離」や「ひび割れ」といった不具合報告が消費者から相次いでいる屋根材。
 塗装をしても不具合が改善されず、逆に高圧洗浄や塗装作業によって屋根をさらに傷めてしまう可能性がある屋根材。

そのためお客様に
①この屋根は塗装しない方がいい(塗装できない)
②仕様書と違う建材が使われているためハウスメーカーに確認した方がいい
の2点をお伝えしました。

お客様は「先日調査に来た業者さん2社には塗装できます」と言われたとの事で不信がられていました。

が、後日ハウスメーカーに屋根を調査してもらったところ、やはり【コロニアルクアッド】ではなく【パミール】が使われていたとの事。

お客様とハウスメーカーさんとの話し合いの結果、当初の仕様書どおりに【コロニアルクアッド】で葺き直してもらえる事になったそうです。

もし仕様書を信じ屋根を塗装してしまったら・・・ぞっとします。

フジタ塗装では現地調査時に他社さんが見ない些細な点もしっかり調査させていただいております。

ご自宅の塗装をご検討の方は是非お声掛けいただければ幸いです。

ちなみに・・・こちらのお宅は屋根以外の塗装工事をフジタ塗装にてご依頼いただけました。
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