BLOG
現役銀行マンが教える「ナイショ話」
みなさん、住宅ローンをご利用されていますか?
もし利用されているならば、毎月の返済額を下げることができるかもしれません。
このコラムを読んだ皆さまだけに、特別に現役銀行マンが裏技をお教えします。
さて、住宅ローンは銀行や信用金庫、農協など(以下:金融機関)が契約当時の金利に伴い、長期のローンとして融資をしております。ここがポイントです。
契約したときの金利、どのくらいの水準か確認されていますか?
まず、変動金利で1.100%以上の方、固定金利で1.500%の方は、必ず以下の文章を読んでください。
というのも、今の住宅ローンの変動金利は0.5%~0.75%くらい、そして固定金利は1.000%を下回るレートとなっています。
つまり、そのレートを見直してもらうことで簡単に返済額を下げることができるのです。
しかし、金融機関は金利を下げることに対しては、とてもシビアな反応を示します。
というのも金利は、金融機関の利益ですので、みすみす下げるようなことはしません。
ですので、ここで皆さまに教える裏技が活きてきます。
裏技その① 他の金融機関への借り替えを検討しよう
これはあくまでまだ検討のみです。事前に確認することが大事です。
なお、この裏技が使えるのは下記の方となります。
① 返済期間が残り10年以上である
② 残高が1,000万円以上である
③ 変動金利で1.100%以上、または固定金利で1.500%以上である
この3点が当てはまれば、確実に「借り替えメリット」が出ます。
(このメリットが出た時点で、ほぼほぼ返済額引き下げは7割確定です。)
ですが、お借り替えするには様々な手数料や、契約の手間や、時間を取られたり、銀行を変えることで今までの引き落とし等も変えたりと、手続きが大変!
ここで次の裏技です。
裏技その② 他の金融機関からの借り替えをにおわせる行動をしよう。
先ほど、裏技①で借り替えメリットが出ることが分かれば、次の行動に移します。
その行動とは・・・・返済予定表の再発行です。
この返済予定表、金融機関の担当者は住宅ローンの借り替えメリットを計算する時に、お客様から必ず提出してもらいます。
つまり、この返済予定表を出してほしい=借り替えをする可能性が高いとすぐに金融機関側は察知します。
おそらく、今まで担当者等が訪問してこないのに、頻繁に連絡が来たりと明らかに行動が変わります。
裏技その③ あなただから言ってあげる という特別感を持たせる
返済予定表の再発行について、借り替えだと察知した金融機関は、なんとか借り替えしないようにと説得に来ます。その際、聞かれることは次の内容です。
どのくらいの金利で言ってきていますか?
どこの銀行ですか?
これ、答える必要がありません。
もしお答えするのならば
「おたくよりも安いし、いい条件だから迷っている」としてください。
この言葉、金融機関担当者にとってピンチでもあり、チャンスでもある言葉なのです。
つまり、まだなんとかなる!と思わせるもの。
そしてここで裏技その③の「あなただから言ってあげる」という殺し文句を言うのです
「あなただから言うけど・・・他の銀行さんすごく熱心に来ているから、今のままだと借り替えてしまいそう。でも、手続きが大変だし、今までおたくにお世話になっているから、今の金利さえなんとかしてくれれば借り替えはやめるわ」
この言葉で、あなたは借り替えをにおわせて金利を引き下げようという、いやしい人ではなく、もともとの金融機関のファンで、その取引を続けたいから助けてほしいの、という優しい情報提供者になるのです。
こうなると、金融機関担当者の説明文が変わります。
そして借り替えされまいと努力して、思いのほかいい条件で提示してきます。
裏技④ 提示条件が気に入らなかったら、持ち帰らせてOK
金融機関担当者は、最初に持ってくるレートは、1発勝負で低レートを持ってくることはまずありません。つまり、このくらいだったら納得するだろう・・・というものを持ってきますので、ちょっとでも高いと思ったら、もう一度考えてと言ってOKです。
ただ、ここでの答え方は「できたらもう少し頑張ってもらえるとありがたい」でいいです。
というのも金利の引き下げは何度もできるものではありません。
ですのでここで一気に下げるようにしっかりと交渉することが大事です。
さて、以上の手続きをすると金利が下がり、返済額の軽減になります。
こうした浮いた資金は貯蓄に回すもよし、家の修繕のために使うことだってできます。
大切なご自宅は、常に雨風から私たちを守ってくれますので、塗装や外壁のメンテナンスも大切となります。
こうした家の費用に充てることで、大切なマイホームを長持ちさせることにもなります。
是非、色々とご検討してみてください。